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7/18『「NPOの特性って何だろう?」~近年のNPOをとりまく環境変化・施策の変化から考える』

きのうの午前中、中尾さゆりさんが主催する『「NPOの特性って何だろう?」~近年のNPOをとりまく環境変化・施策の変化から考える』に行ってきました。
 
中尾さんは、今、まさに旬のNPOの専門家。10年以上のNPOにかかわる積み重ねを活かして、税理士としてもNPO人としても、次々と発想を世に問うておられます。
 
 
昨日のテーマ『NPOの特性やこだわり』は、法人格を取得するだけなら、実は一般社団や企業の方が簡単で、運営も使い勝手がよいという状況が生まれていて、その中でNPO法人ならでのはアイデンティティ、原点を確認しようということかとの、私なりの理解で参加しました。
 
 
もうひとつは、NPOが広がり、世の中に認められ、規模も大きくなるにつれ、組織としての運営が求められるようになった一方で、それゆえ、さまざまな人たちがかかわるときの「思いの共有」をどうするかということもあったのかなと思い...ました。
 
NPO内の職務の分化・専門化は、中尾さんがずっと取り組んでこられたことのひとつ。NPOで働くスタッフの業態・必要な能力・知識など…テクニカルなところを「思い」とどう結びつけていくか。このあたりも、私には関心のあるところです。
 
 
この日は、日本の非営利公益法人制度のうごきについての投げかけ、NPO法人会計基準の現状と課題、NPO法人税制・法人法の見直しのうごきなどにふれながら、一貫して「なぜNPO法人なのか」ということを、問いかける場となっていました。^^;
 
 
遅れて参加し、終了前に退出、それでもいろいろ発言させていただき、勝手をしてすいません。
  
私の意見としては、現場の思いを実現するための「法人制度」なので、めざしたこと・もの・社会に近づくために、最もよく機能するしくみがあればよいと思っています。
 
「情報の公開と市民のチェック」「民主的な運営」「市民の参加」という点で、NPO法人法は、現状ではいちばん適切な法律かとも思っています。
 
「えたいのしれない秘密結社が、民主的なことを説いてまわってもなぁ」とも思いますし、「わけのわからない人たちが提供するサービスにのっかるのもなぁ」とも思うからです。^^;
 
 
同じことを行う各種の法人間で、制度が違うのはおかしいといううごきに対しては、「サービスの提供という結果」ではなく、「プロセスが果たしている成果」に注目すれば、違って当然と、私は思います。
 
たとえば非営利公益法人制度をひとつにしたければ、NPO法に社団財団法を近づければよいとも思います。
 
あるいは、会場のご意見で、スケール・規模によって、ステップをつくればよいというのもそのとおりだとも思いました。
 
 
いずれにしても、こういうことを思い出させてくれるよい機会となりました。ありがとうございました。^^;