のりじんのかがみとまどー市民活動を応援する舞台裏では

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つまりは、「人」と「資金」の争奪戦

あらためて、今、地方で行われている「まちづくり」の本質を考えて見ると…
 
つまりは、「人」と「資金」の争奪戦ということになります。^^;
 
  
住む場所、育てる場所、終の棲家。いろいろありますけれど、「人」は、食べれて、居心地がよいところに集まります。
  
そのどちらかを選ぶとすれば、それはその人の感性。たぶん、「食べれる」という要件を優先する人が多いかと。ただ、おいしく食べられるか、たくさん食べられるか、死なずに済む程度かは、その人の選択。^^;
 
 
居心地のよさは、人によってさまざまなので、意識して、「こういう居心地のよさを提供する」と、そのまちが選択すれば、それがそのまちの「個性・特徴・売り」になります。
 
伝統と文化にあふれ、子どもたちがのびのびと育ち、大人がゆったりできるまち…といったキャッチフレーズがついたりします。^^;
 
どういう「個性」を売りにして、現実をそれに近づけるのか。たぶん、若い人たちや子育て世代が来てくれることを望んでいるのでしょうから、そこにターゲッティングして…
 
 
一方で、稼げなければ、そもそも人は集まりませんし、まちの中の資金フローを大きくするとともに、外からの資金の流入を可能にする「経済のしくみ」を、もたせなければいけません。「企業」にがんばってほしいのは、そのような機能を企業が果たしているからです。^^;
 
ちなみに、今、資金を持っているのは、東京、大企業、一部の個人、そして海外の特定層ですので、ここから「資金がながれこむしかけ」のひとつが地元企業だと思えばわかりやすいかと。^^;
 
 
さて、同じことが、市民活動にも言えます。争奪戦をしているのは「人」と「資金・資源」。ここでは「資源」。大きな「資金」を呼び込めるほどのNPOは、地方ではごくわずかかと。m(__)m
 
「資源」は、「資金」に比べて、まだ保持している個人や地元企業がそれなりにあるからです。
 

そこで、基金は、その「資金」の部をあつかいます。基金は、大きな視点で、まち全体の市民活動に流入する資金量をおおきくするという役割をになっています。
 
年間30万円程度の資金を、このまちで増やしている「きらきら基金」は、大手をふって、使命を果たしている…とは言えません。すいません。
 
けれども、もし年間3000万円ぐらいの資金を、外部地域から呼び込めれば、それなりの役割を果たしていると思えてきます。現在の規模の約100倍。
 
「きらきら基金は、これを、近い将来、かならずや達成する」と、大見得きって、大風呂敷を広げてみます。^^;
 
すると、私たちのなすべきことが、少しははっきりしてくると思っています。^^;