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4/6 桑名 北勢線の魅力を探る会 開業100週年記念集会

日曜日は、「北勢線の魅力を探る会」さんが行った、北勢線開業百週年記念集会に行ってきました。100人ほどの人たちが集まって盛況でした。

シャンテクレールの今村さんのリードで、「三重・北勢線のうた」をうたったり、ご苦労されている北勢線関係者の方のお話しをうかがったりしました。

100円の収入を得るのに200円近く掛かっているのですが、それでもずいぶん改善されているとのこと。差額は税金による助成やご寄附でおぎなっているのかなと想像しながら聴いていました。

いなべ川の西側を並行して走っている三岐鉄道が黒字なのは、旅客北勢線よりやや少なくても、終点にある太平洋セメントさんが四日市港に出荷していて,貨物の収入があるからとのこと。

なるほど、三岐鉄道さんは、「人+もの」を運んでいるから、なんとか成り立っているのだとわかりました。
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北勢線も、地元脚や観光客を増やすだけでなく、もの・情報。サービス・思いなどを運ぶようにすれば、黒字化するのかなと、そのとき思いました。

こういう発想をすれば、いろいろとアイデアがでてきそうです。

そういえば、11年前、近鉄から三岐鉄道さんに、北勢線を移すとき、三重県が資金を出すにあたって、住民によるアイデア出しのワークショップを5回ほどひらいたことがあります。

そのとき、駅とまちのいろいろなポイントを結ぶ、ポイントで乗り捨て可能な自転車基地を300ほどつくるというアイデアを出したことがあります。

当時は、大きな町の駅に放置自転車がたくさんあって、再生して安く手にはいる状況でもあったので、鉄道や駅まで、人を結びつけるしくみで観光客にもうけるしくみを提案しました。

今、思えば、提案するだけで、実際に自分たちがやるというスタンスがなければ、迷惑なだけの提案だったと反省しています。提案は、行動とセットで、心を定めて自分たちといっしょにやりましょうという覚悟がありませんでした。

今なら、「あの人とその人、この人に声がけして、実際にやる組織と方法を検討する場ぐらいならつくりますよ」という形で提案できると思います。

その点、今回主催された「北勢線の魅力を探る会」さんは、11年にわたって、年に2回ずつ、駅・まちウォーキングを重ねて来ておられ、今回そのウォーキングポイントを書いた小冊子も出されました。

完全に脱帽です。永久保存版のこの冊子と共に、これらの方たちのアクションに感動しています。すばらしい。^^;