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1/11三重「協創シンポジウム」の個人的感想

 昨日の津での「協創シンポジウム」には関係者を含めて190名ほどのみなさまにご参加いただきました。誠にありがとうございました

 正式の報告は別とされることと思いますのまので、個人的な感想を記録します。

 

 三重県知事から「みえ災害ボランティアセンター」に檜づくりの感謝状が送られたことは、たいへんうれしいことでした。NPOがたくさんの人たちにはっきりと認知され、三重県から公に感謝される場面に立ち会えたことは、とても感慨深いものがありました。

 これに続く、同センター長の山本さんのお話しは、ポイントが明確でこれまでとこれからが伝わってきました。^^; 

 

 日本総研寺島実郎さんのお話しは、民主主義のベースとしてのNPOの位置づけと、今の日本における民主主義への危機感を示すものでした。個人的には、極端なピュアリズムな中で活動を強いられている日本のNPOへの言及にそうだよなぁと思い、戦争に伴う滅私奉公の記憶から「公」に協力することへの拒否感が強くあることも。

 

 進行役をさせていただいた「協創シンポジウム」では、特にまとまった論を強く打ち出すものではありませんでしたけれど、示唆に富んださままなお話しをいただきました。

 四日市大学総合政策学部教授で、みえNPOネットワークセンター代表理事の松井さんからは、寺島さんのお話しを受けて、NPOが果たす民主主義の役割と、ほっとけないと思って行動する人たち、「志のある人たちが踏み込んで支えていく」ことが必要な領域を念頭に、市民活動の必要性をお話しいただきました。

 三重銀総研の筒井さんからは、企業との連携の持ち方はもちろん、NPO市民活動への期待と、特によりおおくの人たちへの共感を創り出していくことの重要さをお話しいただきました。

 三重県環境生活部の伊藤次長さんからは、新しい公共での市民の自発力への期待と、行政の持つさまざまなデータから、たくさんの人たちが市民活動に参加する意志があり、寄附なども参加のひとつの方法というお話しも。

 全体として、まだまだ弱い市民活動・NPOの存在感を、社会の中で高めていく必要にがあるということを、あらためて感じたところです。

 

 1998年に、みえNPO研究会の一員として、パートナーシップ宣言を発してから15年。三重県内では各地に中間支援のNPOが10ヶ所ほどもできてきて、その連携でものごとを提案して進めていく体制がやっと整ったという実感があります。

 これから、やっと外に向けて、戦略的にものごとを進めていける状況ができた訳で、着実に取り組んでいきたいと思っています。^^;

 

 その後の交流会では、50名ほどの皆様が参加され、立食しながらそれぞれに交流していただきました。みなさま、ありがとうございました。^^;