のりじんのかがみとまどー市民活動を応援する舞台裏では

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7/12 企業が行う「夏祭り」

きょうは、トヨタ車体いなべ工場の「20th Anniversary Dreams in INATY」にいってきました。
 
みえきた市民活動センターとして、いろいろな団体紹介の展示をさせてもらいましたけれど、実態としては、私たちもとても楽しませてもらいました。ありがとうございました。
 
企業が行う「夏祭り」という印象でした。^^;
 
 
平成になって、さまざまな企業がコストカットを迫られ、スポーツクラブ活動、企業主催の運動会や研修旅行、忘年会さえ行われなくなり、それでも足りず、人員カットや厳しい経費節減を行って、今日の日本社会があります。
 
ある意味で、企業が抱えていたゆとりをはきだして、社会の中で「個人」が前に出て来た過程でもあったと思います。それまで企業が使っていたさまざまな含み経費・費用は、地元に還元されて地域経済が廻っていたのだとも思います。...
 
中心に会社という価値をおいて、たくさんの社員やその家族、関係者、地元自治会、行政関係者などが集い、若い人たちが焼きそばを焼いたり、かき氷を削ってシロップをかけたり、子どもたちがステージイベントを楽しむ姿はいいものだなぁとも。^^;
 
 
どこにこんなにたくさんの若い人たちがいたのだろうと、その熱気に感動し、懐かしい昭和の匂いを思いだしていました。
 
とはいえ、平成の今では価値観も違い、参加している人たちもいろいろな楽しみを知っていて、それでもこうしていっしょに楽しもうというのは、これを行うのにたくさんの社員の方たちが関わる形を、担当の方たちががんばってつくっているからだろうなぁとも想像しました。主催は会社と労働組合さんというのもうなづけます。
 
時間をかけて、少しずつ一般の方たちにも参加の窓口を拡げてきたとも感じましたし、地域との関係もずいぶん考えて進めている印象でした。
 
 
今、あらためて、企業が社員との関係を再構築しようとしている、あるいは新しい関係を模索しているのかもしれません。外を知った上での会社との関係。働く人にとってそれは、新しいプロセス。元の地点に戻るのではなく、らせんがひとまわりしたのかもしれません。

プロボノも、外を知ることも、個人のあり様も、働くことに創造的に反映させる、それが企業にとって必要な「新たな価値の創造」へとつながっていくのかもと、シロップをかけないかき氷を注文しながら思いました。
 
かち割りでもなく、シロップをかけないかき氷が、きょう、今、求められたということを、仕事に結びつけて考えられる社員さんがでてくるのだろうと思います。^^;