のりじんのかがみとまどー市民活動を応援する舞台裏では

NPOやってます。社長やってます。農業やってます。あっ!造園も

つまり、コトを起こしても、拡げていけないのは、「組織運営にお金を使う」から

いつも思うのは、「ひとつ何かすると、その後、やることがふたつになっている。」
 
「うごきに広がりがある」ということだから悪いことではないのですけれど、これではどんなに時間があっても足りません。
 
ふえた分を、「ひとに関わってもらって、コトをなしていく」訳で、これが「組織で仕事する」ようになる理由かも。
 
 
★そこで、複数でコトをなしていくときの基本事項1「情報の共有」と「情報のストック」。会議をしたら、二日以内に議事録案を作成、メンバーにメーリングリストでながし、ホームページに概要をアップする。
 
すいません、できていません。^^;...
 
情報は意志決定・判断の材料、つまり参加を保証すること。
 
その上で、はじめて、会議で話しあった内容への対応ができます。たいていの場合、そうしていると、事態の進行に間に合わないのですけれど。^^;
 
 
★たとえば、きらきら☆らじお放送があれば、録音内容を切り分けて、タイトルをつけて、サーバーにアップして、ホームページで公開して、インフォーメーションを流す。
 
これも二日以内。情報は時間の二乗に反比例して、伝わる範囲と価値とが落ちていく。コンテンツ化することは、やったことの「価値の最大化」。資産のストックです。
 
すいません、できていません。^^;
  
 
★お金を使えば、使途を明らかにし、領収証をとり、記帳し、仕分け・集計し、決算し、報告し、納税する。
 
★事務所を借りれば、契約し、作業環境を保持し、管理スタッフを配置し、通信機能を整え、事務機能を整え…
 
★人に働いてもらえば、就業規則を整え、業務を指示し、結果を確認し、就業時間を計算し、源泉納税し、給与を払い、保険・年金・雇用保険などを処理し、年末調整し…
  
 
つまり、コトを起こしても、拡げていけないのは、「組織運営にお金を使う」から。それに付随する業務負担が大きすぎます。そこで、お金を使わず組織運営することで活動を拡げていけるのが、市民活動。
 
お金を使って拡げるなら、企業活動で充分やってきて、そのたいへんさを市民活動の場でもやるというのは、実はうんざりしているのです。^^;
  
 
ところが、活動はどんどん拡がる訳で、お金を使わずひとがふえなければ、いっぱいいっぱいになって、活動休止ということにもなりかねないのが、市民活動の特徴のひとつ。
 
だから、市民活動は、資源としての「人」の供給が一定程度保たれているのが、続いていく必要条件。この「人」不足が、実は市民活動が弱まっていくほんとうの理由です。
 
市民活動の担い手もまた高齢化が進行しています。これが危機感の源にあります。
 
 
法人化し、事務所を持ち、スタッフをやとって、運営と事業をきちんとしても、それに必要な「資金」が急に入ってくるようになる訳でもなく、雇用する法人としてふえた業務に対応しきれる訳もなく
 
かくて、安易にNPO法人化して事務所をかまえ、人を雇ったことを後悔しつつ、いいかげんにやっていくか、給料不払いとするか、活動を休止するか、引きこもって破綻するか…
 
 
などということにならないよう、資金は最低限、持ち寄りで運営し、人は雇わず、ひらかれた事務所は持たず、ほんとうにやりたいことだけをきちんとやって、小さく静かにしている。
  
これが、特定非営利活動法人みえきた市民活動センターです。^^;
 
 
だから、早く理事会議事録をつくりなさいって。はい。m(__)m