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1/25 「ボランティアを知る市民講座」いなべ市北勢市民会館

きょうは不覚にも二度寝してしまい、北勢市民会館での「ボランティアを知る市民講座」に遅刻。日沖市長のご挨拶を聞き逃してしまいました。

「ボランティアが活躍する“うるおいのあるまち”を目指して」というタイトルで、愛知県社協、ボランティアセンター運営委員長の鈴木盈宏(みつひろ)さんが講師となっての講演会でした。

2/2の桑名での、みえボランタリーフォラムの全体会の講師をお願いしてあるということもあり、お考えの概要をつかんでおこうということで、参加してきました。

「はじめに」では、「たすけあい、成長、社会貢献+出会い・感動・発見、生きがい、得意を地域社会で活かす、自己肯定感、誠意」ということで説明され、「自主性、無償性、公共性」という視点で、ボランティアを熱く語られました。

 

震災への対応の経験などもふまえ、トヨタ自動車の社会貢献担当を長くしておられたということで、企業の社会貢献についても一家言あるようでした。「心得」「分野」「視点」「コラボ」「ステップ」「キーワード」など、項目を立てて、順番に説明されました。

 

あらためて、ボランティアを考えたとき、「無償性」を強調されたのは、市民活動・NPOが、地域課題の解決の装置としての「継続性」を重視しているのとは対照的で、こういうところでボランティアとの区別をしているのかと感じました。

 

「無償性」については、運営していくためには持ち寄らざるを得ないので、それほど気にしてはいなかったのですが、「ボランティア」の中心軸のひとつでこれにこだわるとなると、個人の消耗がボランティアの衰退につながるのもやむを得ないとも思いましたし、若い人たちが参入しづらいのもうなづけます。

 

人々の善意に支えられたことの証明として「無償性」が絶対というほどのことでもなかったので、これはよかったとも思いました。ボランティアを組織する感覚で言うと、資金・資源がないと続けられないからです。^^;